⭐️ 米国公認会計士が“数字”と“実践”で語る最強の投資戦略 — 読むだけで実践できる資産運用ガイド
「投資は難しそう…」「新NISAは聞いたことあるけど、どう始めればいいの?」「何に投資すればいいかわからない」
そんな不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
この記事では、監査法人で数十社の財務分析を担当してきた米国公認会計士兼、ファイナンシャルプランナー(FP)が初心者向けに新NISAを賢く活用した資産運用を成功させるための戦略を徹底解説します。
企業の成長プロセス・利益の生まれ方・数字の裏側を熟知しているからこそ、「再現性の高い投資戦略」を初心者向けに噛み砕いて体系化しています。
読み終えた瞬間、“新NISAで資産運用を始めよう”と決意し、投資生活の第一歩を踏み出してもらえらと思いますので、ぜひ参考にしてください。

新NISAの仕組みを理解して、一緒に投資生活を始めよう!
今日から始められることが沢山あるよ✨
- 【第1章】新NISAは“最強の資産形成制度”
- 【第2章】なぜ“長期×積立×分散”が最強なのか — 数字的根拠で理解する
- 【第3章】知らないと確実に損をする「手数料」の落とし穴
- 【第4章】初心者は“投資信託”がおすすめ
- ■ 結論:初心者が最初に選ぶべきは“投資信託一択”
【第1章】新NISAは“最強の資産形成制度”
■ 新NISAの全体像を1分で理解する
新NISA(2024年開始)は、世界的に見ても極めて優れた非課税制度。
2023年以前の旧NISAよりも大幅に使いやすくなった「一生使える非課税制度」です。最大の特徴は、非課税期間が無期限になり、さらに 成長投資枠とつみたて投資枠を併用できること。長期での資産形成がより現実的になり、初心者でも将来に向けて計画的に投資しやすい仕組みになっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年間投資枠 | 最大360万円(つみたて投資枠:年間120万円/成長投資枠:年間240万円) |
| 非課税保有期間 | 無期限 |
| 非課税保有限度額(生涯投資枠) | 最大1,800万円(つみたて投資枠:600万円/成長投資枠:1,200万円) |
| 投資対象商品 | つみたて投資枠:長期分散に適した投信等 成長投資枠:株式、ETF、投信など幅広い金融商品 |
| 非課税枠の再利用 | 売却すると、その売却分の非課税枠が翌年以降に復活し再利用可能 |
| 対象年齢 | 18歳以上 |
通常、株や投資信託の利益には約20.315%の税金がかかります。しかし新NISAは…
利益100%が手元に残る“究極の税制メリット”を享受できる仕組み。
例えば100万円の利益が出た場合、通常は約20万円が税金で消えます。しかし新NISAでは、その20万円まで丸ごと資産として積み上がります。
この差が、長期運用の複利効果を最大化します。新NISAを使うか否かで、30年後の資産は驚くほど変わります。
【第2章】なぜ“長期×積立×分散”が最強なのか — 数字的根拠で理解する
■ 銀行預金との比較がすべてを物語る
日本の普通預金金利は…
- 0.200%程度 → 100万円預けても年間20円程度(2025年12月12日現在)
一方、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー「愛称:オルカン」)
は長期平均で…
- 年4〜6%の成長
■ 年利5%で運用した場合の複利効果
- 100万円 → 20年後に 約265万円(+165万円)
- 100万円 → 30年後に 約432万円(+332万円)
上記の通り、銀行に置いたままでは、お金はほとんど増えませんが、少額でも投資を続ければ、時間が資産を大きく育ててくれます。
【第3章】知らないと確実に損をする「手数料」の落とし穴
投資信託には“信託報酬”という手数料がかかります。
一見すると小さな差でも、長期では膨大な差になります。
- 手数料0.1%の商品
- 手数料1.0%の商品
この0.9%の差が30年後には 資産が2倍以上違うこともあります。だからこそ、新NISAで選ぶ商品は「低コスト」が絶対条件です。
このガイドで紹介するポートフォリオはすべて“超低コスト”の商品で構成しているので安心してください。
【第4章】初心者は“投資信託”がおすすめ
上記の通り、”長期×積立×分散”、そして”手数料の安さ”の同時をかなえることこそ、初心者の方へおすめの投資戦略であり、”投資信託”の特徴ともいえます。
また、投資を始める初心者にとって、最初の壁は「何を買えばいいのか分からない」。その悩みを一気に解決してくれるのが”投資信託”です。
以下に投資信託が初心者に最適な理由をまとめました。
理由①:1本で“自動的に分散投資”ができる
株式・債券・国・地域など、自分で分散しようとすると多額の資金と専門知識が必要です。しかし投資信託なら…
- 数百〜数千銘柄に自動分散
- 1本で世界中に投資できる商品もある 特にオルカン(全世界株式)は 約9,000銘柄に分散 しており、1本で十分な分散投資が完了します。
理由②:プロが自動で運用してくれる
投資信託は専門家が市場分析し、資産配分を調整してくれます。初心者が株を買うより、圧倒的にリスク管理がしやすいのが特徴です。
理由③:少額から始められる
- 新NISAなら 100円から投資可能
- 学生・社会人1年目でも無理なくスタートできる 資金力に関係なく、誰でも資産形成が始められます。
理由④:値動きが株単体より安定しやすい
個別株は1社の決算やニュースで大きく上下しますが、投資信託は分散されているため、値動きがマイルドであり、精神的に続けやすいです。
長期投資は“続けること”が最重要。その続けやすさを最大化するのが投資信託です。
理由⑤:超低コストの商品が豊富
今の日本は世界でも珍しいレベルで“低コストな投資信託”が揃っています。
- 全世界株式(通称:オルカン):信託報酬 0.05%
- 米国株式(S&P500):信託報酬 0.08%
長期での資産運用を考える場合、信託報酬などの運用コストが低い商品を選ぶことが重要。(前述【第3章】)
■ 結論:初心者が最初に選ぶべきは“投資信託一択”
- 分散投資が自動でできる
- プロが運用してくれる
- 低コストで続けやすい
だからこそ、本記事のポートフォリオもすべて“投資信託を軸”に設計しています。
【第5章】これだけ読めば“何を買えばいいか”迷わない!新NISA向けポートフォリオ3選
初心者が最も迷うのが「商品選び」。そこで筆者が財務データ・市場成長率・リスク特性を分析し、投資信託をベースに目的別に最適化した3つのポートフォリオを準備しました。
ポートフォリオ①:初心者の9割が続けられる“安定性重視モデル”
- 期待リターン:4〜5%
- リスク:低〜中
構成比:
- 全世界株式 80%
- 国内債券 20%
▶ 具体的な投資先
| 銘柄 | 特徴 | ポートフォリオ構成比 | |
| 1 | eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) | 日本を含む先進国、新興国の株式に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス1に連動する投資成果をめざして運用。 信託報酬は、0.05%程度以内 | 80% |
| 2 | eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(除く日本) | FTSE世界国債インデックス2と連動する投資成果をめざして運用。 信託報酬は、0.154%程度 | 20% |
理由①:株式と債券の組み合わせは、リスク低減効果が最も高い
- 「1.eMAXIS Slim 全世界株式」の平均リターン:約21.34%/年(直近5年)
最大下落率:-12.07% (2019/4~2020/3)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※参考↓
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)【0331418A】:シミュレーション – Yahoo!ファイナンス
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - 「2.eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(除く日本)」の平均リターン:約5.98%(直近5年)
最大下落率:-5.02% (2015/1~2019/12)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※参考↓
eMAXIS Slim先進国債券インデックス(除く日本)【0331A172】:シミュレーション – Yahoo!ファイナンス
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - 債券のリターンは株式に比べて低いものの、騰落の振り幅が少ない。
→ 債券を20%入れることで、 “下がりにくく・増えやすい” バランス”が生まれます。
理由②:2000万円問題レベルの資産形成に十分到達できる
例:月3万円ずつ積立×15年運用
- 株式80%/債券20%の期待リターン(計算値)=約18.2%/年
- → 約2,412万円に到達
(株式100%で約2,823万円だが、リスクを抑えつつ長期的に投資が可能)
理由③:新NISAの非課税枠を“安定的に”活かせる
ポートフォリオに債券を一部組み込むことで価格変動が小さくなるため、初心者でも積立が継続しやすい。
投資で最も重要なのは「やめずに続けられること」。
その観点からも、最適な入門構成といえます。
▶ 特徴
- 暴落時でも比較的値動きが安定
- 精神的に安心でき、挫折しにくい
- 初心者が積立を習慣化しやすい

「eMAIXS Slim先進国債券」は右肩上がりで推移
国内債券と比べても安定しつつ利益も見込めるよ!
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(除く日本)

「最初の一歩」に最適。初心者でも始めやすい。
ポートフォリオ②:20〜40代向け “成長重視型モデル”
- 期待リターン:5〜7%
- リスク:中〜高
構成比:
- 米国株式(S&P500) 70%
- 全世界株式 15%
- 先進国債券 5%
▶ 具体的な投資先
| 銘柄 | 特徴 | ポートフォリオ構成比 | |
| 1 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 米国の株式に投資し、S&P500指数に連動する投資成果をめざして運用。 NVIDIA3、アップル、アマゾン、マイクロソフト等、米国大手企業の銘柄を組み込んでいる。 信託報酬は、0.08%程度 | 70% |
| 2 | eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) | 日本を含む先進国、新興国の株式に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果をめざして運用。 信託報酬は、0.05%程度 | 15% |
| 3 | eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(除く日本) | FTSE世界国債インデックスと連動する投資成果をめざして運用を行います。 信託報酬は、0.154%程度 | 5% |
理由①:米国株の圧倒的な成長実績
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、直近5年間で約3倍
世界をリードする5企業(GAFAM)はすべてアメリカの企業であり、世界経済や人々の生活に絶大な影響を与えています。
その地位が揺らぐ可能性は非常に低いと思われるため、今後も米国市場が世界の株式市場をけん引していくでしょう。
理由②:長期では資産額が劇的に伸びやすい
全世界株式との比較した場合、直近5年間ではリターンに約1.2倍もの差がでます
また、全世界株式の中には、米国株式の銘柄が約64%も含まれているため、
今後も米国が成長すると予想するのであれば、長期保有の場合、米国株式へ投資したほうが効率的と言えます
理由③:全世界株式を20%入れてリスクを緩和
米国が長期的に強いのは事実ですが、
- 直近20年の国別トップリターンは「米国だけでなく、インド・中国・欧州の年もある」
- 米国のみに投資では分散リスクがあるため、世界分散を20%入れることにより、年間のブレ幅を低下させる狙い
▶ 特徴
- 米国の強さ × 世界のリスク分散の “良いとこ取り”
- 若い世代が持つ“時間”を最大限に活かす構成
“しっかり増やしたい” でも ”リスクもある程度抑えたい” 人の王道スタイル。
ポートフォリオ③:FIREを狙う“爆発力重視モデル”
- 期待リターン:6〜8%
- リスク:高い(短期の上下が大きい)
構成比:
- S&P500 60%
- 全世界株式 30%
- 暗号通貨 10%
▶ 具体的な投資先
米国株式、全世界株式は前述の通り。
暗号資産については、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)等の世界的にも有名で決済手段に用いられているような銘柄を選びましょう。
理由①:米国株式メインは資産形成の“中心軸”に最適
前述のように米国の成長は今後も揺らぐ可能性は低いと思われ、長期では安定的に成長していくと考えられるため、60%を割り当てることで“土台の成長力を確保する核心部分” になります。
理由②:将来の成長国を逃さない
世界は時代とともにパワーバランスが変化します。
米国の成長が揺らぐ可能性は低いとはいえ、インド、ASEAN、アフリカ等の新興国の成長を見逃すのは投資の機会損失となるため、全世界株式を30%入れることで、安定を取りつつ「未来の勝ち組」を自動で取り込むことができます。
理由③:ハイリスク・ハイリターン枠として最適
暗号通貨(BTC, ETHなど)は価格変動が激しいものの、
長期で見ると株式を超えるリターンを出してきた資産でもあります。
ただしボラティリティ(価格変動)が非常に高いため、ポートフォリオ全体の10%に抑えることで、
- 値動きの大きさを吸収しつつ
- 将来の爆発的成長を取り込む
という”攻めのスパイス”として機能します。
▶ 特徴
- 米国企業の長期的な成長力を軸に新興国の発展も逃さない
- 株式とは全く別の値動きをする資産をポートフォリオに組み込むことで、長期リターンの向上やリスク低減と狙う
本気でFIREを目指す人の“攻めの選択肢”。
【第6章】今日からできる!初心者でも絶対に失敗しない新NISAの始め方
① 証券口座を開く(スマホで10分)
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
いずれも新NISAに強く、手数料も業界最低水準です。
② 積立金額を設定(まずは月1万円でOK)
大切なのは“額”よりも“継続”。継続こそ複利を最大化する原動力です。
③ 本記事の3つのポートフォリオから1つ選ぶ
そして淡々と積み上げるだけ。最初の一歩がすべてを変えます。

投資は、今日の一歩から始められるよ!
リスクとリターンを考えて、自分に最適な投資ポートフォリオを選ぼう
【第7章】まとめ — 今日から新NISAを始めるあなたは、すでに一歩前に進んでいる
新NISAは、これまでの日本になかったほどの“資産形成のチャンス”です。
複利・非課税・長期運用の組み合わせは、あなたの未来のお金を確実に増やしてくれます。
この記事で紹介したポイントを押さえれば、投資初心者でも迷わずスタートできます。
- 新NISAは“税金ゼロ”で資産が増える夢の制度
- 長期×積立×分散を守れば着実に資産が育つ
- 目的別ポートフォリオで“何を買えばいいか”の悩みは解消
あなたがこの記事を読んだ今日が、資産形成のスタート地点です。今こそ、新NISAで豊かな未来への一歩を踏み出しましょう。
投資とは、お金に働いてもらうという極めて合理的な仕組み。

コメント