「安定した配当金を受け取りながら、着実に資産を増やしたい」。
そう考える方にとって、高配当株は非常に魅力的な選択肢です。
特に金利動向や相場の先行きが読みにくい局面では、定期的にキャッシュフローを生む高配当株がポートフォリオの“土台”になります。
本記事では、配当利回り約3%以上を目安に、2025年12月26日時点で注目したいおすすめの高配当株銘柄を5社厳選してご紹介します。

高配当株へ投資して、インカムゲインもキャピタルゲインも手に入れよう!
まずは5銘柄を一覧表で比較
今回取り上げるおすすめの高配当株銘柄を一覧で確認してみましょう。
| No | 銘柄名 | 株価 (2025年12月26日時点) | 1株当たり配当金 | 配当 利回り | 配当 性向 | 株主優待 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 三菱HCキャピタル | 1,315円 | 45円 | 3.63% | 40.4% | なし |
| 2 | NTT | 159円 | 5.3円 | 3.41% | 42.1% | なし |
| 3 | 三井住友FG | 5,101円 | 122円 | 3.40% | 40.3% | なし |
| 4 | INPEX | 3,145円 | 100円 | 3.18% | 53.0% | あり |
| 5 | KDDI | 2,750円 | 80円 | 2.91% | 42.1% | あり |
高配当株の選定ポイント
高配当株と聞くと「利回りが高ければそれで良い」と思われがちですが、それは少し危険です。配当は企業の利益から支払われるため、好業績が伴っていなければ長続きしません。
私が重視しているのは、次の3点です。
- 業績が好調か(売上・利益ともに上昇傾向)
- 配当性向が概ね30〜60%
- 減配がなく、増配を続けているかどうか
高配当株は、例えるなら「家賃収入のある不動産」のようなものです。表面利回りだけでなく、建物(企業)の耐久性を見ることが欠かせません。
おすすめの高配当株① 三菱HCキャピタル(8593)
- 銘柄名:三菱HCキャピタル(8593)
- 株価:約1,315円(2025年12月26日終値)
- 1株当たり配当金額:45円
- 配当利回り:3.63%(会社予想)
- 配当性向:40.4%(会社予想)
- 増減配実績:26年連続増配、減配実績なし
- 株主優待:なし
三菱HCキャピタルは、リース業界最大手の一角で、国内外で安定した収益基盤を持つ企業です。
リース・ファイナンス事業を核に、環境・不動産・航空機・船舶など多様なアセット(資産)を対象に、世界中で先進的な金融・事業ソリューションを提供。
また、リースだけでなく、中古機器売買、ファクタリング、PFI事業、海外ビジネスサポートなど、「アセットビジネスのプラットフォームカンパニー」として事業領域を拡大しています。
設備投資需要に支えられ、景気変動の影響を受けにくいビジネスモデルが特徴です。
配当方針としては、株主還元は配当によって行うことを基本に、 利益成長を通じて配当総額を高めていく(増配)ことを掲げています。
この方針に基づいて、今期(2026年3月期)は前期比5円増となる1株あたり45円を予定しており、27年連続増配となります(会社予想)。
おすすめの高配当株② NTT(日本電信電話・9432)
- 銘柄名:NTT(9432)
- 株価:158.8円(2025年12月26日終値)
- 1株当たり配当金額:5.3円
- 配当利回り:3.41%(会社予想)
- 配当性向:42.1%(会社予想)
- 増減配実績:14年連続増配、減配実績なし
- 株主優待:なし
NTTは、日本の通信事業最大手で、一言で言えば、NTTは「通信を基盤とした、あらゆる情報通信サービスを提供する総合企業グループ」です。
1985年の日本電信電話公社の民営化により誕生し、携帯電話(ドコモ)、固定電話、インターネット(フレッツ光など)の通信サービスを核に、ITソリューション、データ通信(NTTデータ)、国際通信、さらには不動産や金融、エネルギー事業など、多岐にわたる事業を展開しています。
通信事業は生活インフラそのものであり、景気後退局面でも需要が大きく落ち込みにくい点が魅力です。
配当方針は、株主に利益を還元していくことを重要な経営課題の一つとして位置づけており、継続的な増配の実施を基本的な考えとしています。2024年度の14年連続増配に加え、 2025年度も増配を予定しています。
おすすめの高配当株③ 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
- 銘柄名:三井住友フィナンシャルグループ(8316)
- 株価:5,101円(2025年12月26日終値)
- 1株当たり配当金額:122円
- 配当利回り:3.40%(会社予想)
- 配当性向:40.3%(会社予想)
- 増減配実績:14年連続増配、減配実績なし
- 株主優待:なし
三井住友FGは、3大国内メガバンクの一角で、三井住友銀行を中核とし、証券(SMBC日興証券)、カード(三井住友カード)、リース(三井住友ファイナンス&リース)、コンシューマーファイナンスなど、多岐にわたる金融事業を展開する日本を代表する「複合金融グループ」の持株会社です。
2002年に設立され、「SMBCグループ」のブランド名で親しまれ、幅広い金融サービスをグループ一体で提供し、社会の多様なニーズに応えています。
銀行業界は、金利上昇局面に強いビジネスモデルを持っているため、利ざや改善による収益増加が期待される点は、今後の増配余地にもつながります。
株価はここ5年で約5倍にもなっており、今期(2026年3月期)も連結純利益予想を上方修正したため、さらなる株価上昇が期待されています。
配当方針としては、累進的配当、すなわち「減配せず、維持もしくは増配」する方針です。
加えて、利益の40%を配当で還元する配当性向40%を達成するため、2024年度の配当は1株あたり122円としました。2025年度の配当は、一株あたり157円に増配を予定しています。
おすすめの高配当株④ INPEX(1605)
- 銘柄名:INPEX(1605)
- 株価:3,145円(2025年12月26日終値)
- 1株当たり配当金額:100円
- 配当利回り:3.18%(会社予想)
- 配当性向:53%(会社予想)
- 増減配実績:5年連続増配、減配実績なし
- 株主優待:あり(QUOカード)
INPEXは、原油・天然ガスの開発・生産を手掛ける日本最大規模の総合エネルギー開発企業です。
世界約20カ国で事業を展開し、日本のエネルギー安定供給を使命としつつ、近年は再生可能エネルギーや水素・アンモニア、CCS(CO2回収・貯留)など、低炭素化・脱炭素社会への移行(エネルギー・トランジション)も積極的に推進しています。
近年は株主還元を強化する方針を明確にしており、2025年度から2027年度の中期経営計画期間中は、1株当たり年間90円を起点とする累進配当による安定的な還元に加え、事業環境や財務・経営状況を踏まえつつ機動的な自己株式取得も行うことで総還元性向50%以上を目指しています。
上記に基づき、2025年12月期は大幅な増配を発表しており、5年連続の増配を達成しています。
業績好調が続けばさらなる増配が期待できるため、インフレ対策としてもポートフォリオに組み入れる価値があります。
おすすめの高配当株⑤ KDDI(9433)
- 銘柄名:KDDI(9433)
- 株価:2,750.5円前後
- 1株当たり配当金額:80円
- 配当利回り:2.91%(会社予想)
- 配当性向:42.1%(会社予想)
- 増減配実績:23年連続増配、減配実績なし
- 株主優待:あり(Pontaポイント、関連商品等)
KDDIは、日本の大手通信キャリアでauブランドを中心とした通信事業を展開しています。
携帯電話(モバイル)、固定電話、インターネット接続サービス(ISP) を中心に、金融、エネルギー、DX(デジタルトランスフォーメーション)、IoT、法人向けITソリューション など、通信を核として事業領域を多角的に展開しています。
23年連続増配という実績を積み上げてきた点が大きな魅力であり、株主優待もあるため、配当金+優待の“総合利回り”を重視する方に向いています。
まとめ|高配当株で「不労所得の柱」を育てよう
今回は、2025年12月26日時点のおすすめの高配当株銘柄を5社ご紹介しました。いずれも配当利回り約3%以上で、好業績や安定した事業基盤を持つ企業です。
高配当株は、例えるなら「毎年実る果樹」のような存在です。すぐに大きく成長しなくても、手入れを続けることで安定した収穫をもたらしてくれます。
ぜひご自身の投資目的やリスク許容度と照らし合わせながら、高配当株をポートフォリオに取り入れてみてください。


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