投資家になるにはどの学部が最適?子供教育の限界と投資実践の重要性について

投資戦略

こたろー
こたろー

大学の学部を選ぶ際に、「投資家になりやすい学部はどこか」という基準で考える人は、それほど多くないかもしれません。

しかし、

投資・お金に関する知識を深めたい、将来金融業界で働きたい、と考えている学生の方や、自分の子供に投資の知識を身に着けてほしいと考えている親世代の方

にとっては気になるテーマではないでしょうか。

私自身、小学生の頃から投資に触れ、大学時代には金融論や証券分析についての講義を受け、現在も個人投資家として、そして会計士として日々企業と向き合い、お金や経済に関する知識を発信しています。

本記事では、こうした私自身の経験や知識を踏まえながら、投資に関する学部選びの考え方、そしてこれからの時代に本当に必要となる投資教育について、分かりやすくお話ししていきます。

【結論】学部選びは、そこまで重要ではない

結論からお伝えすると、

現在の大学には、最初から「投資家になること」だけを目的として設計された学部は、実はほとんど存在しません。

なぜなら、大学教育の多くは、投資に限らず、社会に出るための基礎的な理論や考え方を体系的に学ぶ場として位置づけられているからです。

とはいえ、投資の土台となる知識や考え方を学べる学部が存在するのも事実です。

代表的な学部を挙げると、以下のようになります。

・経済学部(マクロ経済、金融政策、景気循環、金利やインフレの仕組み)
・経営学部(経営戦略、ビジネスモデル、企業活動の全体像)
・商学部(会計、簿記、ファイナンス、企業分析)

このほか、証券投資論やファイナンスを専門的に扱う学部・学科を設置している大学もあり、お金や投資に関する知識を体系的に学ぶという意味では、有力な選択肢になります。

ただし、ここで強調したいことは、「これらの学部に進むことが投資家としての近道になるわけではない」という点です。

学部で学べるのはあくまで土台となる知識であり、
大学の学部選びだけで、投資家としての将来が大きく左右されるわけではありません。

学校教育の現状と限界

かつては、「良い学校に入り、安定した企業に就職すれば将来は安泰」と考えられてきました。

しかし近年は、物価上昇や不動産価格の高騰、年金制度への不安など、将来に対する不確実性が高まっています。

加えて、大企業によるリストラや、AIに仕事が置き換えられるのではないかという話題を耳にする機会も増え、昔に比べて日本という国に対する信用が低下傾向にあります。

このような時代背景を考えると、「ファイナンシャルリテラシー」、つまりお金や投資に関する知識は、子供教育において、必須の学習分野だと言えるでしょう。

では、現在の学校教育でその知識を十分に学べているのでしょうか。

残念ながら、現状ではお金や投資について体系的に教えている学校は多くありません。

学校教育の現場では、お金の話はどこか下世話なもの、あるいは触れないほうがよい話題として扱われがちです。

その結果、投資に関する知識も「怪しいもの」「特別な人だけが行うもの」と誤解されているのが現状です。

しかし、お金は誰にとっても最も身近で、避けて通ることのできない重要な存在です。

お金の使い方、貯め方、増やし方、そしてそれに伴うリスクの考え方を知らなければ、社会に出た瞬間につまずいてしまいます。
その結果、若い頃~老後に至るまで、お金に振り回され続ける人生を送ることにもなりかねません。

このような事態を避けるためにも、これからの時代を生きる子供たちは、学校教育を越えて、お金や投資に関する知識を学ぶ機会を自ら探す必要があるのです。

学部選びよりも、「知識へのアンテナ」と「実践」が重要

成功している投資家に共通していることは、

「常に投資に関するアンテナを張り、日々の生活の中でどれだけ経済や企業に触れている」
ということです。

つまり、投資を学ぶうえで本当に重要なのは、どの学部を選ぶかではなく、日常的に自分の頭で考える習慣を持つことです。

例えば、

・政治や経済に関するニュースを日常的にチェックする
・CMで気になった企業を調べてみる
・株価が上がった理由、下がった理由を自分なりに考えてみる


こうした一つひとつは小さな行動ですが、その積み重ねが投資家としての思考力を着実に育てていきます。

そしてさらに、より実践的で深い理解を得るためには、実際に投資を経験してみることが欠かせません。

例えば、投資信託を少額から始めるだけでも、「自分がどんな商品にお金を預けているのか」を調べようとしたり、経済ニュースを以前より真剣に見るようになります。
知識が行動につながり、行動がさらに学びを深めていく好循環が生まれるのです。

実際にお金を使った経験がない人に、いきなり適切な買い物や投資判断を求めるのが難しいのと同じように、机上の勉強だけでは理解しきれないことが数多く存在します。

実践を通じて得た学びは、その人にとって一生使える財産になるでしょう。

また、実際に投資をすることで、「株価が上下することへの不安」や「損失をどのように受け止めるか」といった感情を、実体験として理解できるようになります。

これは、どれだけ本を読んでも、勉強をしても、座学だけでは決して得られない重要な学びです。

自分の資産が減ったときに冷静でいられるのか、増えたときにはどのような感情が湧くのか。
こうした自分自身の感情と早い段階で向き合っておくことで、相場が大きく変動する局面でも、冷静で合理的な判断ができるようになると私は考えています。

学ぶべきは「会計・簿記」の知識

大学の学部選びはそこまで重要ではないと説明してきましたが、投資をするうえで最も身に着けておきたい知識を挙げるとすると、

それは、会計や簿記の知識だと私は考えています。

財務諸表には企業の安定性、収益性、成長性がすべて数字として表れています。

私自身もこの点を強く実感し、会計士資格の勉強に取り組みました。
その結果、企業の良し悪しを「なんとなく」ではなく、財務数値という客観的な根拠から判断できるようになりました。売上や利益だけでなく、キャッシュフローや負債構造を見ることで、「この企業は本当に長く生き残れるのか」を見極められる力がつきます。

投資は未来を予測する行為ですが、その基盤は過去と現在の数字を正しく読む力です。

この力の土台となるのは、会計や簿記の知識であり、この知識は実践で身に着けるよりも前に、ある程度、座学での知識が必要となるため、学生時代に学んでおくことをおすすめします。

まとめ

上記の通り、投資家になるために、必ずしも特定の学部を選ぶ必要はありません。

確かに、経済学部や経営学部、ファイナンス系の学部では、投資に役立つ理論や考え方を体系的に学ぶことができます。しかし、それ以上に大切なのは、日常生活の中で経済や企業に関心を持ち、自ら考え、行動に移す姿勢です。

例えば、

・お小遣いの一部で投資信託を買ってみる
・気になる企業の商品やサービスを実際に使ってみる
・経済ニュースについて、家族で話してみる

このような身近な行動から投資に必要な思考は自然と身についていきます。

また、投資をする上で会計や簿記の知識は身に着けておいて損はありません。
数字の裏側にある企業の実態を読み取れるようになることで、投資判断に役立ちます。

日々の生活の中に投資に関する行動を取り入れつつ、成功する投資家としての一歩を踏み出してみましょう。

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