【株主優待レビュー】オリエンタルランド65周年記念株主優待は買い?株価推移から考える今後の保有判断

こんにちは。
本ブログを運営している マオ です。

今回は、株式会社オリエンタルランド創業65周年を記念した株主優待について、
実際に受け取った個人投資家としての感想と今後も保有するかどうかという点で記載しようと思います。

マオ
マオ

オリエンタルランドってディズニーを運営している会社だっけ?

こたろー
こたろー

うん!オリエンタルランドは1960年創業🌱
長年みんなに愛されてきた、とても歴史ある企業だね!


オリエンタルランドといえば、東京ディズニーリゾートを運営する日本を代表するエンターテインメント企業。

私自身もオリエンタルランドの株主として、
今回の65周年記念株主優待を実際に受け取りました。

本記事では、実際に優待を受け取った株主の視点から、以下の点を中心に整理しようと思います。

  • 65周年記念株主優待の内容と魅力
  • オリエンタルランドの株価推移の振り返り
  • 今後も株主優待目的で保有し続けるべきかという投資判断

1. 65周年記念株主優待の概要

今回の65周年記念株主優待は、通常の株主優待とは別枠で実施された期間限定の特別優待
節目の年ならではの施策であり、長期保有してきた株主にとっては大変嬉しい発表だったのではないでしょうか✨

オリエンタルランドの株主優待の最大の特徴は、
東京ディズニーリゾートで利用できる1デーパスポートが付与される点。
金券やポイントではなく、実際に現地で体験できる優待であるため、金額以上の満足感があります。

今回の記念優待も同様に、「体験価値」を重視したオリエンタルランドらしい内容であり、
優待目的で株を保有している投資家にとっては「保有していてよかった」と素直に感じられる機会になったと思います。

私の場合、500株保有していたので、3月末に1枚パスポートを受け取っていたのですが、
誰かと一緒に行くには1枚のみでは、、、💦
と考えていたところ、この発表があり、大喜びでした(^^)

(出典:オリエンタルランドHP


2. オリエンタルランドの株価推移を振り返る

オリエンタルランド(証券コード:4661)の株価は、
長期的に見ると日本株の中でも屈指の成長を遂げてきた銘柄です。

一方で、テーマパーク事業という特性上、外部環境の影響を強く受ける局面もあり、年代ごとに大きな値動きが見られます。
ここでは、株価水準を具体的な数値とともに振り返ります。

2018〜2019年|安定成長期

  • 2018年初:約2,200円前後
  • 2019年末:約3,000円前後

東京ディズニーリゾートの安定した集客力と高い利益率が評価され、
株価は緩やかながらも着実に上昇していました。
この時期は、長期投資家にとって「安心して保有できる優良成長株」という位置づけだったと言えます。

2020年|コロナ禍による急落

  • 2020年初:約3,400円前後
  • 2020年春:2,000円台前半まで下落

新型コロナウイルスの影響により、東京ディズニーリゾートは長期休園や厳しい入園制限を余儀なくされました。
業績への不透明感が一気に高まり、株価も短期間で大きく下落しました。

2021〜2022年|回復と踊り場

  • 2021年末:約3,800円前後
  • 2022年末:約3,800円前後

ワクチン普及や段階的な規制緩和を背景に業績は回復基調。
ただし、完全な需要回復には時間を要し、株価は一時的に横ばいとなりました。
「回復期待」と「先行き不透明感」が拮抗していた時期です。

2023年|力強い上昇局面

  • 2023年末:約5,200円前後(高値圏)

インバウンド需要の本格回復やチケット価格改定が評価され、株価は再び大きく上昇。
オリエンタルランドの価格決定力とブランド力の強さが市場に再認識された年でした。

2024〜2025年|高水準からの調整局面

  • 2024年末:3,000円台前半〜後半で推移
  • 2025年初来高値:約3,700円
  • 2025年安値圏:約2,700円台

以下のチャートの通り、2024年に入ってから下落相場が続いています。


▼ オリエンタルランド株価の長期チャート

(出典:Yahoo!ファイナンス

2024年のピーク時は5,765円を記録していましたが、現在(※2025年12月15日終値)は2,867円。

しかしこれは業績が悪化したからかというと、そうではありません。

1つの要因として考えられているのは、
2023年4月に実施された1株を5株に分割する株式分割と、それに伴う株主優待制度の変更です。
以下が変更前と変更後の内容です。

(出典:ダイヤモンド・オンライン

変更後は配布条件に保有期間が加わり保有株式数も基準が引き上げられてますね。

あまり良い発表ではなかったことから
株主優待の魅力が下がり、株価の下落要因になったのかもしれません。
このことからも、オリエンタルランドの株主の皆様の優待への期待感がうかがえますね。

マオ
マオ

頑張って100株買ったのに3年間以上保有していないと
1デーパスポートもらえないよ~(;ω;)💦

こたろー
こたろー

株式分割したとはいえ、年2回優待を受けるには2000株以上が必要。
新規に株を購入する人にとっては
株主優待をもらうためのハードルが上がったんだね。


3. 株主優待目的で今後も保有すべきか?

今回65周年記念株主優待を実際に受け取って改めて感じたのは、
オリエンタルランドの株主優待は単なる金銭的リターンを超えた価値を持っているという点です。

圧倒的なブランド力と様々なコンテンツ(ディズニー映画やディズニープラス)を持つオリエンタルランドは、これからも株価上昇を期待できる企業ですし、
株主優待目当てに株を買ってみるのも1つのいい保有理由になると思います。

一方で、投資判断として冷静に考えるために、メリットと注意点の両方を整理しておきます。

株主優待目的で保有するメリット

  • 実体験型の優待で満足度が非常に高い
  • 家族や友人と共有できる付加価値がある
  • 長期保有を続けるモチベーションにつながる

保有にあたっての注意点

  • 株価水準が高く、配当・優待利回りは低め
  • 記念優待は毎年実施されるわけではない
  • 業績は景気や社会情勢など外部環境の影響を受けやすい


ディズニー好きでもなく、株主優待(1デーパスポート)に全く魅力を感じてない人には、
上記の通り、企業の成長性や事業モデルに共感できるかどうかが、長期保有を判断するうえで重要なポイントになると感じます。


4. 今後のオリエンタルランド株との向き合い方

私自身、今回の65周年記念株主優待を受け取ったことで、株主優待の重要性(特に個人投資家目線)と、
オリエンタルランド株を短期的な値動きだけで判断するのではなく、
長期目線で向き合う意義を改めて考えるようになりました。

もちろん、株主優待が充実しているからと言って、株価が大きく上昇するわけではありませんし、業績や企業の成長性が一番の指標です。
しかし、

  • 圧倒的なブランド力
  • 安定したキャッシュフロー創出力
  • 他社が容易に参入できない事業モデル

といった点を踏まえると、株主として中長期で付き合い続ける価値は十分にあると感じています。

株主優待を楽しみながら、企業の成長を見守る――。

オリエンタルランドは、まさに**「投資と企業応援を両立できる銘柄」**の代表例と言えるでしょう。


5. まとめ

オリエンタルランドの65周年記念株主優待は、株主にとって特別感があり、満足度の高い内容でした。
株価はここ数年下落傾向にあるものの、揺るぎないブランド価値長期的な成長力を考えると、今後も魅力的な企業であることは間違いありません。

株主優待を楽しみながら保有を続けるのか、それとも一旦投資スタンスを見直すのか――。
今回の記念優待は、自身の投資目的や価値観を改めて見つめ直す良いきっかけになったと感じています。

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